高円寺シアターバッカスpresents「バリフェスCINEMA&CULTURE!」

独自の宗教観に基づくディープカルチャーで世界の人々を魅了し続ける「バリ島」にまつわる映画上映+ライブイベント。

イベントの核となるのは、映像作家・仁田美帆氏がバリの伝統影絵芝居「ワヤン・クリッ」の老影絵師を6年間に渡って追い続けたドキュメンタリー『ダランの家』(2018年)の完成披露上映。併せて仁田氏の前作で、伝説的なバリ舞踊家の晩年を描いた『タクスゥ-魂の踊り子-』(2011年)も上映します。

また、影絵師/ミュージシャンとして活躍する川村亘平斎氏の影絵パフォーマンス、グンデル・ワヤングループ“パドマ”のガムラン演奏、20世紀初頭のバリ激動史を描いた大作『バリ島物語』を完結させた漫画家さそうあきら氏のトークショー、バリ島をイメージしたエスニックフードなどを通じて、奥深いバリカルチャーの魅力を観客のみなさんと共に楽しむ“お祭り”です!

2019年 9月15日(日) 16日(月/祝日)
午前11時〜午後21時(開場午前10:30)

【料金】会場精算
一日券2800円、ナシチャンプル付き一日券3500円、二日通し券4000円、学生割引一日券2000円
※未就学児童の入場は無料です。お子様のケアについては劇場側の設備に限りがございます。あらかじめご了承ください。

※当日券は販売する予定ですが、予約のお客様でシアターがいっぱいになった場合、ご覧いただけない演目がある可能性がございます。40席に満たないマイクロシアターですのでどうかご了承くださいませ。

ご予約はこちら
https://bacchus-balifes2019.peatix.com

公式twitter
https://twitter.com/bacchus_bali

『ダランの家』-完成披露特別上映-
(2018年/65分/監督・撮影・編集:仁田美帆)

バリ島の祭礼に欠かせない宗教芸能で、大衆芸能としても愛されてきた影絵芝居「ワヤン・クリッ」を継承するダラン(人形遣い)のイ・マデ・シジャと、その家族の5年間を追ったドキュメンタリー。

『タクスゥ-魂の踊り子-』上映
(2011年/55分/監督・撮影・編集:仁田美帆)

2010年に推定86歳で亡くなった天才舞踊家ニ・クトゥット・チュニックの晩年を捉えたドキュメンタリー。生涯踊り子として生きた彼女の姿を通してバリ文化の奥深さや霊的な空気感を感じる映像詩。

※各上映後にアフタートークあり

 

“グンデル・ワヤン”グループ「パドマ」(増野亜子、城島茂樹)ガムランパフォーマンス+トーク
※15日のみ

ましのあこ:バリの影絵芝居や儀礼の際に演奏される“グンデル・ワヤン”の演奏グループ「パドマ」主宰。バリ島各地でグンデルワヤンをはじめとする伝統音楽の演奏を学び、研究している。東京藝術大学、国立音楽大学他非常勤講師。著書に「声の世界を旅する」「民族音楽学12の視点」(共に音楽之友社)。

 

川村亘平斎 バリ島古典影絵“ワヤン・クリッ”パフォーマンス+トーク
※16日のみ

かわむらこうへいさい:影絵師/音楽家。バリ島で影絵人形芝居“ワヤン・クリッ”と伝統打楽器“ガムラン”を学ぶ。ガムランを使った音楽ユニット「滞空時間」を主宰し、東南アジアツアーや細野晴臣氏のイベントに出演。絵本や漫画の制作、CMへの楽曲提供など幅広く活動している。
グンデル演奏:伊藤 祐里子、大久保牧子

 

さそうあきら『バリ島物語』完結記念トークショー(サイン会あり)
さそうあきら:漫画家。1984年、『シロイシロイナツヤネン』でちばてつや賞大賞を受賞してデビュー。『神童』『マエストロ』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。同二作と『コドモのコドモ』は実写映画化された。ヴィキィ・バウムの小説『バリ島物語』の漫画化を今年春に完結させたばかり。

 

深谷陽
ふかやあきら:漫画家
1994年、講談社の漫画新人賞「ちばてつや賞・一般部門」において、「神様の島の愛ある食卓」においてデビュー。有志による漫画業界活性化団体、漫画元気発動計画の活動にも参加。バリ在住経験があり、「アキオ紀行バリ」「ティガチャンティック」などバリを舞台にした作品も多い。

フード販売:バリ島風”ナシチャンプル” 1000円(売切れ次第終了)
出店、eetee食堂

※インドネシアのビンタンビール、ジャワティー、バリ風コーヒー等も販売予定

◆タイムスケジュール◆(一部変更がございます)

●9月15日(日)

11:00~12:00
『タクスゥ-魂の踊り子』上映

12:00~12:20
アフタートーク:仁田美帆監督

12:20フード販売《バリ島風ナシチャンプル》eetee食堂
※予約引換:12:20~17:30 当日販売は売り切れ次第終了

13:30~14:35『ダランの家』上映
アフタートーク:仁田美帆監督、増野亜子氏(民族音楽研究者)
※演出の都合上、現地語に日本語字幕はございません

15:30~16:10
パドマ(増野亜子、城島茂樹)“グンデル・ワヤン”演奏+トーク

16:40~17:30
さそうあきらトーク&サイン会

17:50~18:50
『タクスゥ-魂の踊り子』上映

18:50~19:10
アフタートーク:仁田美帆監督、深谷陽氏

19:25~20:30『ダランの家』上映
※演出の都合上、現地語に日本語字幕はございません

20:35~21:00
アフタートーク:仁田美帆監督

●9月16日(月)

11:00~12:05
『ダランの家』上映
※演出の都合上、現地語に日本語字幕はございません

12:15~13:00
さそうあきらトーク&サイン会

13:00
フード販売《バリ島風ナシチャンプル》eetee食堂
※予約引換:13:00~19:00 当日販売は売り切れ次第終了

14:00~15:00
『タクスゥ-魂の踊り子-』上映

15:05~15:30
アフタートーク:仁田美帆監督

16:00~17:05
『ダランの家』上映
※演出の都合上、現地語に日本語字幕はございません

17:10~17:30
アフタートーク:仁田美帆監督、川村亘平斎

18:00~18:30
川村亘平斎、バリ伝統影絵芝居“ワヤン・クリッ”パフォーマンス
グンデル演奏:伊藤 祐里子、大久保牧子

19:00~20:05
『ダランの家』(特別字幕版)上映

20:10~20:40
アフタートーク:仁田美帆監督、深田晃司監督

トーク進行:村山章(映画ライター)

お問い合わせはこちらから
balifes@bacchus-tokyo.com

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