【待望の全国公開スタート!】五藤利弘監督最新作「ほうきに願いを」

震災で傷ついた少女——
手を差し伸べる鹿沼のほうき職人——
娘の想いはどこへ——

『レミングスの夏』『おかあさんの被爆ピアノ』の五藤利弘監督最新作!
東日本大震災から10年目を迎える2021年。
伝統のほうき職人とその家族、そして震災の被災地から引っ越してきた母娘。
栃木県鹿沼市を舞台に、地道な一本一本手作業によって紡がれていく「鹿沼ほうき」のような、不器用でいて優しい、贖罪と再生の物語。
高円寺シアターバッカスから、全国順次公開がいよいよ始まります!
  
  

上映スケジュール変更のお知らせ

6/20までの緊急事態宣言の延長に伴い、
五藤利弘監督最新作「ほうきに願いを」の上映を延期させていただくこととなりました。
楽しみにされていた皆様には大変申し訳ございません。
上映は6/25(金)より始まります。

是非ご来場をお待ちしております。
  

最新NEWS

7/9,10,11 舞台挨拶・登壇者情報

9日(金)
1回目 10:00〜 上映後  五藤利弘監督 内藤忠司 栩野幸知  
2回目 13:00〜 上映前  五藤利弘監督 内藤忠司 栩野幸知
        上映後  五藤利弘監督 岩瀬晶子 伊嵜充則  
3回目 15:00〜 上映前  五藤利弘監督 岩瀬晶子 伊嵜充則
        上映後  五藤利弘監督 鈴木トシアキ 三坂知絵子  
4回目 18:00〜 上映前  五藤利弘監督 鈴木トシアキ 三坂知絵子 

10日(土)
1回目 10:00〜 上映後  五藤利弘監督 荒井万登香 鈴木トシアキ 牧田佳歩  
2回目 13:00〜 上映前  五藤利弘監督 荒井万登香 鈴木トシアキ 牧田佳歩  
3回目 15:00〜 上映後  五藤利弘監督 荒井万登香 鈴木トシアキ 牧田佳歩  
4回目 18:00〜 上映前  五藤利弘監督 荒井万登香 鈴木トシアキ 牧田佳歩

11日(日)
1回目 10:00〜 上映後  五藤利弘監督 内藤忠司 栩野幸知 中村史彦
2回目 13:00〜 上映前  五藤利弘監督 パウロ鈴木。 内藤忠司 栩野幸知 
3回目 15:00〜 上映後  五藤利弘監督 パウロ鈴木。 岩瀬晶子 中村史彦 
4回目 18:00〜 上映前  五藤利弘監督 パウロ鈴木。 中村史彦

上映&イベントスケジュール

高円寺シアターバッカス
東京都杉並区高円寺北2-21-6 レインボービル3F
JR高円寺駅徒歩5分(駅北口を背に直進 純情商店街内)


2021年
6月25日(金) 10:00/13:00/15:00/18:00
6月26日(土) 10:00/13:00/15:00/18:00
6月27日(日) 10:00/13:00/15:00/18:00


7月9日(金) 10:00/13:00/15:00/18:00
7月10日(土) 10:00/13:00/15:00/18:00
7月11日(日) 10:00/13:00/15:00/18:00


*毎回上映時、五藤監督・出演者ほかの舞台挨拶あり
*上映前の場合、上映後の場合がございます。登壇者の情報と合わせてご確認ください。
*最新の情報は当ホームページで!

チケット情報(6/11更新)

ご予約:
(前売券/オンライン予約)一般 1,300円

(オンライン予約限定)シニア割引(60才以上) 1,000円

*ご予約のみの受付となります。料金は劇場受付にてお支払い下さい。
↓こちらから↓
https://forms.gle/AoqawYH9JHLMtQhW6


前売券をお持ちの方へのお願い:
上記『オンライン予約フォーム』より、「ご来場の日にち・時間帯・お名前」のご登録をお願いいたします。
*新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、ご協力何卒よろしくお願いいたします。

当日:1,800円

グッズ販売のお知らせ

 *パンフレット 税込500円(税抜454円)
 *主題歌CD  税込1,500円(税抜1,364円)*6/21情報更新
 *サントラCD 税込2,750円(税抜2,500円)
 *ポスター   税込500円(税抜454円)


 シアターバッカス窓口ほかで上映期間中販売いたします

イントロダクション

栃木県鹿沼市で江戸時代から伝わる鹿沼箒を受け継いできた卸問屋の男性。彼は自身が数年前に前立腺がんを患い人生を振り返った際に、自分のこれまでを記録として残したいと考えたことから、自伝的な映画製作を発起。
宇都宮で演技レッスンのワークショップを開催していた五藤監督の記事に目を留めて、依頼したことからこの企画はスタートしました。
2011年の東日本大震災の影響で宮城県から栃木県鹿沼市に引っ越して来た母子家庭の中学生を、男性が支援してきたことを物語のベースにして、東日本大震災の被災者たちのエピソードを盛り込んだフィクションとして、内容を膨らませてヒューマンドラマとすることで人の絆を改めて確かめる映画となりました。
東日本大震災から10年目を迎える2021年に公開します。

ストーリー

2011年。東日本大震災で未曽有の被害を受けたたくさんの人たち。その中で、被災した宮城県から栃木県鹿沼市に引っ越して来た母娘がいた。
鹿沼でほうき職人として伝統を守ってきた男は、家業だけでは生活が出来ないため副業として塾を経営している。
男は宮城から鹿沼にやって来たその母子家庭の娘を支えてやろうと、月謝を取らずに塾に通わせていた。高校受験を控えたその娘はしかし、心に負った震災の傷が癒えずに塾を休みがちになる。
どうにかしてやりたいと思うが不器用な男は何もできない。
さらに自分には実の娘がいて、娘としては他人の娘にばかり優しくする父が面白くない。見かねた妻がたしなめるが男はわかっていない。やりきれない心と心がすれ違い交わりそうで交わらない。
息苦しい暮らしの中で娘たちは何かを見つけるのか ——

鹿沼ほうきとは(栃木県 栃木の伝統工芸品HPより抜粋)

歴史(由来・起源) 
天保12年(1842)、荒井喜右エ門がほうきもろこしの種を持ち帰り、試植したのが始まりと言われています。
特徴(技術・材料)
柄とほうきの接合部分が蛤型をしている蛤型ぼうきが特徴で、柄に彫刻を施した風格のあるほうきもあります。

キャスト

和泉 詩(大友 空役)

いずみ うた
2005年9月18日生まれ 
出身地 栃木県      
身長162㎝
趣味:テレビを見ること。キックボクシング
特技:舌を折り曲げる事
映画 「ばぁちゃんロード」
舞台 少女劇団いとをかし第9回公演『夢の中の恋人と、いちごの関係?』
   少女劇団いとをかし第五回公演「46がくれた君のこえ~夏~」

    

桃果(石橋美由紀役)

ももか
2000年8月25日生まれ
出身地  神奈川県
趣味  料理、TV鑑賞
特技  水泳、ピアノ
映画 「僕たちは変わらない朝を迎える」「人狼ゲーム デスゲームの運営人」
   「ビブリア古堂の事件手帖」「恋は雨上がりのように」「レミングスの夏」
   「春待ちかぼちゃ」
MV GReeeeNアルバム「ボクたちの電光石火」収録曲「ゆらゆら」「おまじない」
   「相思相愛」で主演 他、多数。 
CM オムロン株式会社「人を感じる。未来を思う。」
   他、マクドナルド、三井住友銀行など多数。

桃果 メッセージ
今までは自分が年下の現場が多かったんですが、今回はW主演、しかも役も実際も空役の詩ちゃんよりも年上ということもあり、しっかりお姉さんにならなきゃ……という気持ちで現場に入りました。でも思った以上に詩ちゃんがしっかりしていたので、お姉さんになれていたのは作品の中だけかもしれません(笑)。
撮影で印象に残っているのは、栃木の方言が難しかったことです!元々台本が方言ではなく標準語だったんですけど、撮影の前日にあれ?栃木は方言だ!って気づいて。笑
お母さん役の岩瀬さんと詩ちゃんが栃木出身だったので、シーンが変わるたびに教えてもらいながら挑みました!イントネーションなど少し違うなって所があっても大目に見て貰えると嬉しいです(笑) でも、栃木弁でずっとお芝居をしていたので、撮影終わったあとは栃木弁が恋しくなることもありました!
ちなみに私、今作ではじめてお酒を飲むシーンに挑戦したんです。撮影当時、20歳になったばかりだったので、お酒にあまりなれておらず、最初、お茶を飲むように飲んでしまって(笑)。そのあと増田さん役の伊嵜さんが飲み方を教えてくださったので、作中ではいい飲みっぷりになっていると思います。そこにもぜひ、注目してみてください!

        

モロ師岡(石橋晃役)

1959年生まれ
出身地 千葉県
1996年『キッズ・リターン』で東京スポーツ映画大賞助演男優賞を受賞。                                           
ひとりコントや古典落語を現代に置き換えたサラリーマン落語をライフワークとして精力的に開催。映画・舞台テレビと幅広く活躍中。
近年の出演作に映画「あゝ、荒野」「ザ・ファブル」「私の男」などがある。                         五藤監督作品には欠かせない存在として、「モノクロームの少女」「鐘楼のふたり」              「フェルメールの憂鬱」 他多数出演。
2021年10月28日から東京・シアタートラム、大阪・ABCホールにて上演されるiaku新作公演「フタマツヅキ」に出演。

モロ師岡 メッセージ
箒職人の役をやらせて頂きました。初めて演じる役柄な上に、私の演じる役のモデルであり、この作品の原案者が撮影現場にいらっしゃっていたので凄いプレッシャーでした。
でも、職人という役柄には憧れがありました。職人イコール寡黙というイメージがあったので、高倉健さんの様な渋い芝居をしてやろうと勝手に思っていたからです。しかし、現場で箒職人の方に箒作りを指導して頂きながらの撮影は、箒の穂を編みながらで、とても寡黙な高倉健さんの様な芝居をしている余裕はありませんでした。でも、役柄的には不器用な男だったので、不器用な雰囲気は出てかえって良かったのかも知れませんが。
撮影は、鹿沼の地元の方が住んで居られるお家を貸して頂き、そこで撮影や支度まで使わせて頂きました。そこに、近所の猫がいて、人の家なのに我が物顔で、全く借りて来た猫の様子がなく、とても可愛くて癒されました。そして、庭先でロケ弁を食べたり、有名な宇都宮のペニーレインのパンの差し入れがあったり、晩秋の少し寒い時期でしたが、アットホームな暖かい気持ちで撮影する事ができました。また、撮影初日で行った大笹牧場も素晴らしい景色で、自然の力を借りて芝居も自然に出来たと思います。
どうか、この映画をご覧になって元気になって頂き、心の隅に溜まってる疲れをこの作品で掃き出して貰えたらと、箒だけに。
最後に、原案の鈴木隆様、私の箒はとても鹿沼箒の足元にも及ばないと思いますが、鈴木さんがモデルになった、一生懸命でちょっと不器用で家族思いな暖かい男を精一杯演じさせて頂きました。世の中が落ち着いたら、また、栃木に行きたいです!

       

岩瀬晶子(石橋恵理子役)

出身地 栃木県出身(とちぎ未来大使)
宇都宮女子高校卒業、バージニア州立ウィリアム&メアリー大学国際関係学部卒業
劇団「日穏 -bion -」を主宰(企画・脚本・出演)
主な出演映画
「MINAMATA(原題)」マツムラマサコ役(アンドリュー・レヴィタス監督)
 *製作・主演のジョニー・デップらと「ベルリン国際映画祭」ワールドプレミアに参加
「アースクエイクバード」カトウ役(リドリー・スコット製作総指揮)
「二宮金次郎」よし役(五十嵐匠監督)
「燦燦さんさん」鶴本祥子役(外山文治監督) 他。

脚本家としても活動し、劇団「日穏-bion-」作品の他、テレビ朝日「特捜9」やNHKBSプレミアム「お父さんと私のシベリア抑留」等のドラマ、劇団青年座公演などの作品を執筆。
バイリンガルアナウンサー「藤本ケイ」としては長年NHKの番組でキャスターやレポーターを務めた他、APECやG7等の国際的イベントで司会を務めるなど、多方面で活動中。

         

三坂知絵子(大友詩織役)

出身地 山口県
早稲田大学にて演劇学を、東京大学大学院にてメディア環境学を修める。在学中の1999年、月蝕歌劇団公演『少女革命ウテナ』に出演。以降、同劇団の公演を中心に、遊園地再生事業団、
流山児★事務所、ニブロールなど、様々な舞台でジャンルを超えて活躍。
また、2000年には、映画『VERSUS』(北村龍平監督)のヒロイン役に抜擢され、邦画デビュー。
独特の存在感で注目を集め、近年も『脱脱脱脱17』(松本花奈監督)、『サクリファイス』(壷井濯監督)、『ミセス・ノイズィ』(天野千尋監督)、『Eggs 選ばれたい私たち』(川崎僚監督)など、気鋭の監督・演出家の作品に多数出演。
2018年子どもたちの文化活動を支援する団体「リトルプロフェッショナル・ジャパン」を立ち上げ、幼児や小中学生を対象とした演劇ワークショップを継続的に開催。
子どもたちが中心となって作る映画のプロデューサーを務めるなど次世代へ文化をつなぐ活動にも精力的に取り組んでいる。

        

伊嵜充則(増田役)

ドラマ『親子ジグザグ』(TBS)でデビュー、
翌年には映画『木村家の人びと』(滝田洋二郎監督)にてスクリーンデビュー。
黒澤明監督作品『夢』『八月の狂詩曲』に出演した事で注目を浴び、数々の名監督たちの作品に出演し、現在も映画、ドラマ等で活躍中。

         

スタッフ

監督・脚本 五藤利弘

1968年、新潟県生まれ。
日本テレビ「news every.」「きょうの出来事」「NNNドキュメント」、フジテレ「NONFIX」「ザ・ノンフィクショ ン」などテレビ番組の企画・構成・演出・プロデュースや劇場用映画の脚本・演出を担当。劇場用長篇映画や短篇映画などを多数手掛ける。
2017年、脚本・監督作『レミングスの夏』では、広島国際映画祭など各地映画祭に招待され、函館港イルミナシオン映画祭にて観客賞グランプリを受賞する。
2020年夏、監督・脚本作『おかあさんの被爆ピアノ』を公開、2021年現在も各地で上映が続く。
2020年度「日本映画復興奨励賞」を受賞。

【主な監督作品】
モノクロームの少女(2009年) – 兼企画・脚本
雪の中のしろうさぎ(2011年) – 兼脚本
鐘楼のふたり(2011年)
ゆめのかよいじ(2012年) – 兼企画・製作・脚本
フェルメールの憂鬱(2012年) – 兼脚本
ジョフクの恋(2012年)
ブーケ(2013年)
青春Hシリーズ スターティング・オーヴァー(2013年) – 兼脚本
青春Hシリーズ 愛こそはすべて(2014年) – 兼脚本
ゆめはるか(2014年) – 兼脚本
花蓮~かれん~(2015年) – 兼脚本
レミングスの夏(2017年) – 兼脚本
美しすぎる議員(2019年) – 兼脚本・企画・製作・編集
おかあさんの被爆ピアノ(2020年) – 兼脚本・企画・製作・編集

©2021「ほうきに願いを」製作委員会

         

「ほうきに願いを」公開に寄せて

東日本大震災は10年経った今も記憶から消えようのない、あまりにも衝撃的な出来事でした。
震災直後、本市は、いち早く福島県飯舘村で被災された方々を受け入れました。飯館村は内陸部に位置するため、津波の被害はほぼなかったものの、東京電力福島第一原発の事故により、全村民が避難を余儀なくされたのでした。

飯館村の方々と過ごした日々は、つい昨日のことのように鮮明に覚えています。
避難された皆さん誰もが大きな衝撃の後遺症を抱えつつ、先の見えない不安な日々を送られた中で少しでも力になれれば、との思いでお世話させていただいた1カ月でした。

そんな当時のことを思い起こさせてくれる映画に出会いました。
タイトルは「ほうきに願いを」。舞台は鹿沼。
黒川、木島掘、常楽寺・・・。見慣れた景色の中、震災による心の傷をめぐる物語が流れてゆきます。中でも印象的な場面の一つに、寺の住職が「ほうき」について語るシーンがあります。
本市の「ほうき」は、かつて銘品として知られました。現在は、原料の栽培量の減少などから生産数は減少していますが、『鹿沼箒』といえば実用性・耐久性に蛤型の美しさを兼ね備えた、文字通り日本一の「ほうき」です。
「ほうき」は職人の手によって1本1本手作業で作られます。原料のホウキモロコシの穂を職人が手際よく束ねていく様子は、まるで震災によって、バラバラになりかけた家族の絆・地域の絆を取り戻そうとするかのように感じました。

人は映画の数だけ人生を経験できる、と言った人がいます。
この作品も多くの観客にとっては、ひとつの仮想人生となることでしょう。しかし、私にとってはリアルな追体験が散りばめられているようでした。
出演者の和泉詩さんがお隣の宇都宮市出身ということにも親近感を覚えます。
コロナ禍の今、心が温かくなる作品との出会いに感謝します。

「ほうきに願いを」製作委員会名誉会長
鹿沼市長   佐藤  信

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