監督:板橋知也
『ひみつきちのつくりかた』
@シアターバッカス

大人になってしまった僕たちは、もう子供の頃には戻れないのかもしれない

「何歳になっても、誰しもが心の奥底に子供の側⾯を宿している」板橋知也監督はそんな想いから本作を⽣み出した。
「⼤人になりきれなかった私は子供への憧れを追い続け、何度も子供に戻ろうとしました。でも⾃分が⼤人だという現実はいつも付き纏って、もう子供には戻れない。そんなどっちつかずの⾃分を四人の登場人物に分けて、この物語を紡いだんです」
ロケ地のほとんどすべてが、板橋監督⾃身の幼少期に関わりのある場所。記憶の断⽚を丁寧に拾い集めるように、こだわり抜いた撮影が⾏われた。

    

最新情報(10/25現在)

   
*今回の期間中、 板橋知也監督の短編作品も上映いたします!

『SAUDADE』(2016年・13分)
『99%』(2017年・22分)
『ある母』(2019年・10分)

各上映で短編1本+『ひみつきちのつくりかた』をご覧いただけます。

上映予定
10月25日(土)10月26日(日)
  13:30〜『SAUDADE』+『ひみつきちのつくりかた』
  16:30〜『99%』+『ひみつきちのつくりかた』
  19:30〜『ある母』+『ひみつきちのつくりかた』
10月27日(月)19:30〜『SAUDADE』+『ひみつきちのつくりかた』
10月28日(火)19:30〜『99%』+『ひみつきちのつくりかた』
10月29日(水)19:30〜『ある母』+『ひみつきちのつくりかた』
10月30日(木)19:30〜『99%』+『ひみつきちのつくりかた』
10月31日(金)19:30〜 ???


*上映回終了後挨拶
 10月25日(土)

  13:30〜板橋知也監督
  16:30〜板橋知也監督
  19:30〜板橋知也監督/⼯藤哲治役 (クドー)  もりたかお 
 10月26日(日)13:30〜板橋知也監督
 10月29日(水)19:30〜板橋知也監督
 10月31日(金)19:30〜板橋知也監督

      

2025年10月25日(土)〜31日(金)

10月25日(土)13:30〜/16:30〜/19:30〜
10月26日(日)13:30〜/16:30〜/19:30〜
10月27日(月)19:30〜
10月28日(火)19:30〜
10月29日(水)19:30〜
10月30日(木)19:30〜
10月31日(金)19:30〜


上映作品
① 板橋知也監督短編作品
②『ひみつきちのつくりかた』

ご鑑賞料金:一般1,500円

ご予約はこちらから
https://forms.gle/NCuEHU1xYyrxbShs8

    

     

    

映画『ひみつきちのつくりかた』

都内のアパートの⼩さな⼀室、50歳を迎えた佐藤がスパゲッティに頭を突っ込み急死を遂げる。
佐藤の⼩学校時代からの旧友である山上は佐藤の葬式に参列するために地元へ帰省すると、佐藤と共に少年時代を過ごしてきた旧友・御⼿洗(みたらい)、⼯藤、豊永と再会する。同じ町、同じ少年時代を過ごしてきたが、その後全く違う人⽣を歩んだ4人の初⽼たち。
葬式の合間に昔話や⾃慢話に花を咲かせていると、⼯藤が1冊の⼤学ノートを取り出す。そこに描かれていたのは、佐藤が⼩学⽣の頃に書いた『ひみつきち建設計画』。
その夏、彼らは忘れていた子供心を取り戻そうと、あの頃に夢抱いていた”ひみつきち”を建て始める。しかし、彼らの⽬の前には様々な”⼤人の事情”が立ちはだかってしまう…

【キャスト】
廣末哲万/藤田健彦/佐藤貢三/もりたかお/
木寺響/惣角美榮子/白畑真逸/萱沼愛佳/高良万春美/
いわたまあり/石川翔鈴

【スタッフ】
監督・脚本・撮影・編集:板橋知也
プロデューサー:恵水流生
録音・MA:鈴木貴之
ヘアメイク:香坂寛子
音楽:石川泰昭
製作・配給:emir heart Inc.
2025年 / 日本 / 109分 / カラー / 4:3 / ステレオ
コピーライト: © 2025 emir heart Inc.

★SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2025 コンペティション部門 観客賞

公式HP: https://www.emirheart.com/himitsukichi

    

   

板橋知也
1994年⽣まれ、東京都出身東放学園映画専⾨学校映画制作科卒業絵画の世界から映像の世界へ——。
学⽣時代には「WE LOVE トンボ」絵画コンクール金賞、世界絵画⼤賞展優秀賞など、数々の賞を受賞。その後映画制作の道へ進み、短編映画「SAUDADE」でTUJフィルムフェスティバル金賞を獲得した。
2020年の短編映画「ある母」では⾨真国際映画祭最優秀脚本賞をはじめ、立川名画座通り映画祭グランプリ、函館港イルミナシオン映画祭観客賞など、国内各地の映画祭で高い評価を得る。
そして2023年、満を持して長編デビュー作『ひみつきちのつくりかた』の脚本・撮影・監督を⼿がけた。視覚的な美しさと心に響く物語性を併せ持つ、新世代の映像作家として注⽬を集めている。

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監督:板橋知也『ひみつきちのつくりかた』@シアターバッカス

大人になってしまった僕たちは、もう子供の頃には戻れないのかもしれない 「何歳になっても、誰しもが心の奥底に子供の側⾯を宿している」板橋知也監督はそんな想いから本作を⽣み出した。「⼤人になりきれなかった私は子供への憧れを追い続け、何度も子供に戻ろうとしました。でも⾃分が⼤人だという現実はいつも付き纏って、もう子供には戻れない。そんなどっちつかずの⾃分を四人の登場人物に分けて、この物語を紡いだんです」ロケ地のほとんどすべてが、板橋監督⾃身の幼少期に関わりのある場所。記憶の断⽚を丁寧に拾い集めるように、こだわり抜いた撮影が⾏われた。