活弁シネマライブvol.21
将軍跡目を巡る群像
『砂絵呪縛(すなえしばり)』

   

大きく時代がうねり出した昭和二年、四社競作による超話題作の映画化。全巻が現存する雄一のバージョン、日活大将軍(撮影所)版が、今蘇る!

    

    

上演プログラム

  

 『砂絵呪縛(すなえしばり)』 (1927年・昭和二年)

 弁士:佐々木亜希子
 楽士:永田雅代

 2025年
 10月16日(木)14:00〜/19:00〜
 10月17日(金)14:00〜/19:00〜

 料金
 一般:3,000円
 25歳以下・障がい者手帳をお持ちの方:2,000円

 ご予約はこちらから
 https://forms.gle/d7UkjYLsUhodj1TW9

  

作品紹介

   

    

 『砂絵呪縛(すなえしばり)』 (前・中・完結編)

 昭和2年(1927年)/日活大将軍作品/127分

 原作:土師清二
 監督:高橋寿康

 出演:河部五郎/南光明/中村吉松/酒井米子/伊藤みはる 

大正末年から昭和2年にかけて朝日新聞夕刊に連載されていた大衆小説の映画化で、日活、松竹=阪妻プロ、東亜キネマ、マキノの4社競作、同日封切りとなった話題作。マツダフィルムライブラリーにマキノ版の前・中編もあるが、全巻残っているのはこの日活版のみ。

徳川五代将軍綱吉の後継を巡り、甲府徳川家の綱豊(のちの第6代将軍・徳川家宣)を支持する水戸光圀、間部詮房(まなべあきふさ)らに対し、柳沢吉保は紀州徳川家綱教の擁立をはかって「柳影組」に暗躍させ、幕府の財政窮乏を隠すため悪銭の鋳造も企んでいる。 一方、甲府綱豊方は「天目党」を結成。主人公は、天目党の剣客・勝浦孫之丞。 江戸市中、大奥、大阪城を舞台に、両党の剣士、刺客、女たち、砂絵師、贋金作りの名人などが跳梁跋扈、事件は絡まり、対立も愛憎も深まっていく―。

  

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