昭和100年・終戦80年
平和映画特集1

   

2025年8月5日(火)〜8月8日(金)

  

【上映作品】
『Honey Roasted Chicken』
(日本語字幕版・10分)
『CITIZENs~戦わないという選択』
(日本語字幕版・40分)
『馬橇(ばそり)の花嫁』
(29分)

8/5(火)16:00〜/19:00〜
8/6(水)11:00〜/13:30〜/16:00〜/19:00〜
8/7(木)11:00〜/13:30〜/16:00〜/19:00〜
8/8(金)16:00〜/19:00〜

入場料:
一般 1,500円
高校生以下 1,000円

ご予約は
https://forms.gle/hUBDo7zBMdc7xqkn7

   

上映作品

   

『Honey Roasted Chicken』

    

戦場で互いに銃を向け合う二人の兵士。
しかし、互いの素性を語り合ううちに、やがて銃を下ろす。
彼らは気づく――自分が撃とうとしているのは、“人間”なのだと。
「あなたは何を壊そうとしているのか?」
この作品は、兵士たちにその問いを投げかける。

モナコ国際映画祭2024:エンジェル・ピース・アワード(最高位賞)・ベストコスチュームデザイン賞
ミラノ国際映画祭:最優秀監督賞・最優秀編集賞・最優秀主演男優賞・最優秀ヘアメイク賞

​監督・脚本:ふるいちやすし

出演:エドアルド・スフェッレッラ/フィル・イングリッシュ

    
    

『CITIZENs~戦わないという選択』

    

仮想の国、ミルドニア共和国が隣の大国ルビタンに戦争を吹っかけられる。
勝ち目があるとは思えないが、国は徹底抗戦を国⺠に呼びかける。
「国の為に闘おう! ⺠族の為に殺せ!死ね!」と。マスコミもヒステリックに愛国を謳う。
国⺠は次々と志願して軍に入る。町⺠たちは集会所に集まり、戦いの声を上げる。
「国を守ろう!!」「最後の一人になるまで戦おう!!」中には勝てっこないと主張する者もいたが、そんな小さな声もかき消されてしまう。
やがて敵国の小隊が一台の戦車と共に町の入り口までやって来る。向き合ったその兵士達と町の人々はある選択をする。

​監督・脚本:ふるいちやすし

出演:Yasko Fujii/Rusty Smith/Valentino Sebic/Derrick Dover/Julian Koike

モナコ国際映画祭2024:最優秀脚本賞

    
    

『馬橇(ばそり)の花嫁』 The Bride Who Rides A Sleigh

    

昭和30年代の十勝の農村にあった  家族と婚礼の原風景

雪解け水が静かに流れ始める頃、馬橇の鈴の音が農村に優しく響く。厳しい冬を乗り越え、家族と共に迎える婚礼の季節。
これは、かつての日本の農村に息づく、春を待つ家族の物語。
 
北海道・十勝に暮らす一家の長女 “一子” が同じ集落に住む “豊” に惹かれ、結婚に至るまでの暮らしを、農村の情景と織り交ぜ描写した『馬橇の花嫁』は、写真を一枚一枚繋ぐように精粋だ。馬とどんころによる豆おとし、青年団の酒盛り、相撲大会や盆踊り…昭和30年代前半の北海道・十勝の風景が繊細なモノクロ映像で甦る。

​監督・脚本:逢坂芳郎
撮影監督:松尾真哉
照明:吉村 雅治
録音:高田林
衣装:石切山祥子
ヘアメイク:長岡行子
音楽:里ロビン
デザイン:佐藤史恵
制作:楠村亜湖
プロデューサー:堀康之・粟田経弘・倉本浩平

出演:
東盛あいか/田中陸/モモ姫/
海老原百華/八下田智生/磯貝圭子/アップダウン(竹森巧・阿部浩貴)/三輪美月姫

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