特集:ダリオ・アルジェント
『動物3部作』一挙上映

   

     

NEWS

   

3週連続ジャッロな日曜日!
ダリオ・アルジェント動物3部作 上映決定

期間中、3作品コンプリートの方には1,000円キャッシュバック!
(3作目ご来館受付時)
一日でコンプリートも可能!2週・3週に渡ってのチャレンジもオススメです!

トークイベント開催!
7/20(日)13:30〜『わたしは目撃者』上映終了後、
矢澤利弘さん(アルジェント研究会代表・本企画総監修)

によるトークイベント! 
MC:丸山大悟(シアターバッカス支配人)

ご来場特典!作品毎の特製ポストカードをプレゼント
*数に限りがございます。終了の場合は何卒ご容赦ください

グッズ販売
『動物3部作』特製パンフレット:1,100円
特製Tシャツ:3,850円

     

プログラム

  

7/13(日)
11:00〜『歓びの毒牙』
13:30〜『わたしは目撃者』
16:30〜『4匹の蝿』
19:00〜『歓びの毒牙』

7/20(日)
11:00〜『歓びの毒牙』
13:30〜『わたしは目撃者』*トークイベント開催
16:30〜『4匹の蝿』
19:00〜『わたしは目撃者』

7/27(日)
11:00〜『4匹の蝿』
13:30〜『歓びの毒牙』
16:00〜『わたしは目撃者』
19:00〜『4匹の蝿』

    

入場料:1,500円(一般)
*3作品コンプリートの方には1,000円キャッシュバック!(3作目ご来館受付時)

ご予約は
https://forms.gle/EjbZasbtRKBZAnaw6

    

    

作品紹介

   

『歓びの毒牙(きば)』 L’uccello dalle piume di cristallo

1969年/イタリア・西ドイツ/97分/カラー/スコープサイズ/イタリア語モノラル

原作:フレドリック・ブラウン『通り魔』
監督・脚本:ダリオ・アルジェント
撮影:ヴィットリオ・ストラーロ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:トニー・ムサンテ/エヴァ・レンツィ/スージー・ケンドール

ダリオ・アルジェントの29歳の監督デビュー作であり、彼の独特の映像美学と緊張感あふれるストーリーテリングが光る作品。同じく29歳、この作品でキャリアをスタートさせたヴィットリオ・ストラーロ(『暗殺の森』『地獄の黙示録』)の手による、ショッキングなビジュアルと斬新なカメラワークが特徴で、後のジャッロ映画に多大な影響を与えた。

【ストーリー】
アメリカ人作家サム・ダルマスはローマに滞在中、ギャラリーで起こった殺人未遂事件を偶然目撃する。謎の連続殺人事件に巻き込まれた彼は帰国を断念し、現場で耳にした《鳥の鳴き声》を手がかりに真相を解き明かそうとする。

©TITANUS Licensed by RAI Com S.p.A. – Rome, Italy. All Rights Reserved.

   

   
   

 『わたしは目撃者』  Il gatto a nove code

1970年/イタリア・西ドイツ・フランス/112分/カラー/スコープサイズ/イタリア語モノラル

監督:ダリオ・アルジェント
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:ジェームズ・フランシスカス/カール・マルデン/カトリーヌ・スパーク

『歓びの毒牙』の大ヒットを受け、各国からの出資を受けて作られた監督第2作。
サスペンスとスリルに満ちた心理描写、科学と犯罪が絡み合うプロットが魅力の本作で、アルジェントは自身の十八番である華麗なる殺人描写に磨きをかけていった。
『ダーティハリー』『時計じかけのオレンジ』『フレンチ・コネクション』など傑作がひしめく時代に、イタリア映画を牽引する『ジャッロ映画』の礎を築いた作品である。

【ストーリー】
遺伝学研究所での謎多き侵入事件と、所員である博士の列車での轢殺事件。関係者が次々と殺される中、盲目の元新聞記者フランコ・アルノと若き新聞記者ジョルダーニは、決死の覚悟で犯人を追い詰めていく。

©TITANUS Licensed by RAI Com S.p.A. – Rome, Italy. All Rights Reserved.

   

   
    
   

『4匹の蝿』 4 mosche di velluto grigio

1973年/イタリア/104分/カラー/スコープサイズ/イタリア語モノラル

監督:ダリオ・アルジェント
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:マイケル・ブランドン/ミムジー・ファーマー/ジャン=ピエール・マリエール

「動物3部作」において最も音楽と映像の融合が際立つ作品。
すでにセルジオ・レオーネの「ドル箱3部作」等で巨匠となっていたエンニオ・モリコーネが、『歓びの毒牙』『わたしは目撃者』に続いて音楽を担当している。
さらに洗練され、残酷と優美が同居する、アルジェントの革新的かつスタイリッシュな演出が光る。そして映画のラストを飾る驚異的なスローモーション撮影は、圧巻の一言に尽きる。

【ストーリー】
ロックバンドのドラマー、ロベルトは黒いハットの男に付きまとわれていた。
ある晩、限界に達したロベルトは男に詰め寄るも、揉み合いの末に誤って彼を殺害。その現場を覆面を被った謎の人物に撮影されてしまう。やがて脅迫電話がロベルトを襲い、彼の周りでは不可解な殺人事件が起こり始める。

©1971 SEDA SPETTACOLI ALL RIGHTS RESEVED. ©SURF FILM SrI ALL RIGHTS RESERVED.

   

    
   

入場料:1,500円(一般)
*3作品コンプリートの方には1,000円キャッシュバック!(3作目ご来館受付時)

ご予約は
https://forms.gle/EjbZasbtRKBZAnaw6

    

推薦コメント(敬称略・順不同)

   

アルジェント監督の映画に心底魅せられた人たちは、幼い頃に「孤独」というものを知った人たちだと思う。そんな人はみな思う。
「この映画は私の心の中を映している。そこには常に根源的な恐怖があった」
長くアルジェント監督の映画を観てきた私もまた、そういうひとりである。
彼の映画でしか満たされない視覚の感動がある。現実では矛盾しているかもしれないけれど、悪夢の世界では当然の映像の流れがある。
そしてそれらはなぜか私を癒してくれるのだ。
──吉本ばなな(小説家)

ダリオ!あんたはどうしていつもこうなんだ!と叫ぶ自分ですら既に愛おしい。
人を獣の論理で描き尽くす鬼才。あなたの頭蓋になぜ?どうして?どうやって?の蜘蛛の巣が張り巡らされたら彼の勝ちだ!
──平山夢明(作家)

なんとアルジェントの初期作品である「動物3部作」が一挙劇場公開される!
 『歓びの毒牙』(1969)『わたしは目撃者』(1970)『4匹の蝿』(1971)」を順に観ていくと、アルジェントがジャッロ映画の監督として頭角を現していくだけではなく、これまでにない“ビジュアリスト”して熟成していく様を目撃することになる。
そして、何よりも、これらはあの傑作『サスペリア PART2』へと繋がる“習作”でもあることだ。
この3部作を担当するモリコーネの音楽も、ゴブリン採用へと繋がる“エチュード”でもあるのだ。
──小島秀夫(ゲームクリエイター)

『歓びの毒牙』の洒脱、『わたしは目撃者』の愛嬌、そして『4匹の蝿』の鋭利さ……。
みずみずしく鮮やかな「動物3部作」に常に感動させられるのは、
とてつもない才能の誕生を目撃できる歓びに満ちているからだ。
──高橋ヨシキ(アートディレクター/映画評論家/サタニスト)

アルジェントが“イタリアのヒッチコック”と呼ばれた頃の初期3部作だが、
あらためて見直すと、どこをどう切ってもアルジェント。 
本人が語るように、彼の描く殺人は「純粋に美的」なものであり、
常に「死者の祝祭」として演出されているのだ。
──伊東美和(ゾンビ映画ウォッチャー)

往年のファンはもちろんですが、アルジェントのことを知らなかったような若者など、ご新規さんのことも考えつつ、美しく蘇った映像に合わせ、字幕を刷新しました。 どうぞ、ホラーだと身構えず。初期のミステリー要素強めのゾクゾク感は、アルジェント入門に最適ですよ。
──野村雅夫(ラジオDJ・翻訳家/京都ドーナッツクラブ代表)

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