最新情報
5月2日(金)19:00~上映終了後トークショー
登壇者:
近藤亮太(映画監督『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』)
比嘉光太郎(映画監督/オカルト研究家)
間合建介監督
5月3日(土)19:00~上映終了後トークショー
登壇者:
佐藤佐吉(映画監督『東京ゾンビ』/脚本家『極道恐怖大劇場 牛頭 GOZU』『殺し屋1』)
シェークMハリス(映画監督『遠吠え』)
間合建介監督
5月4日(日)19:00~上映終了後舞台挨拶
登壇者:
芳川つかさ(理瀬役)/浅田麻衣(一佳役)/道田里羽(悪夢の女役)/律子(見砂役)/山田純(撮影/照明/グレーディング)/間合建介監督
ご案内
『再演』(2023年)がカナザワ映画祭、パルマ短編映画祭等で評価された間合建介監督による、人形になることを選んだ者たちの複雑怪奇な中編物語。
かつて、私たち人間は形代(かたしろ)と呼ばれる人形に自らの穢れを託して、川へ流していたそうな。あらぬ因果を背負い込まされた人形たちは、今もまだ穢れの世界を反復するように、生と死の境界をさまよい続けている。私たちのことを恨めしく、妬ましく、見つめながら。さて、人形たちの哀しい因果の世界に目と耳を澄ませて…。
2025年5月2日(金)〜4日(日)
連日 19時〜
ご予約はこちらから
https://forms.gle/ZuyGfSiW8evyW6uG7

ものがたり
自殺未遂を起こした三姉妹の末女、瞳子(ひとみこ)の住む家に、長女の一佳(いちか)と次女の理瀬(りぜ)が訪れる。一佳が瞳子を無理やり実家へ連れ戻そうとする最中、浴槽に瞳子が赤ん坊を出産した痕跡が発見される。問いただしても何も答えない瞳子に対し、一佳は退行催眠をかけ、過去の記憶を甦らそうとする。-そんななか、理瀬は自分たちが三姉妹ではないことに気づく。退行催眠が進行するにつれ、徐々に現実の世界は融解していく。どうやらここは「人形」たちの世界のようだ。
ギャラリー
ごあいさつ
『ひとがたに流れる血』監督:間合建介
『ひとがたに流れる血』は、映画美学校で学んだこと、そして常に実践の場であり続けた大学サークル映画研究会での経験の集大成として完成した作品です。『源氏物語』をはじめ、さまざまな要素を詰め込み、継ぎ接ぎだらけの怪物のような映画に仕上がりました。しかし、物語を貫くテーマは一つです。「憎悪する身体」。物語も、演出も、芝居も、常にその言葉に立ち返りながら作り上げていきました。「人形になりたい」と願う理瀬と、「人間に戻りたい」と願う一佳。互いに相反する遺志を持ちながら、彼女たちはまた同一人物でもあります。この謎めいた葛藤の果てに辿り着いた結末をぜひ見届けていただけたら幸いです。
間合建介
愛知県生まれ。中央大学文学部卒業。映画美学校フィクション・コース第23期高等科修了。中央大学の映画サークル「映画研究会」で制作した中編映画『再演』がカナザワ映画祭、パルム短編映画祭、広島こわい映画祭等で上映される。Peter Clay監督の主催するCFF2023でグランプリ受賞。ほかに共同監督作『愛と嫉妬のパンデミック』(総監督:西山洋市)がある。
