「ハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかった」人 御大ロジャー・コーマンの(数ある)代表作の一つ『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』が、劇作家・脚本家じんのひろあきの手になる完全新訳版で登場!
『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』
The Little Shop of Horrors
1960年/アメリカ/72分
3月11日(火) 16:30〜
3月12日(水) 16:30〜/19:30〜
3月13日(木) 16:30〜/19:30〜
3月14日(金) 16:30〜/19:30〜
入場料:一般 1,500円/大学・専門生以下 500円(学生証提示)
*大学・専門生以下チケットをお申し込みの方は、学生証の提示をお願いする場合がございます。会場までご持参くださいませ。
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『金星人地球を征服』(1956年)、『アッシャー家の惨劇』(1960年)、『恐怖の振子』(1961年)、『姦婦の生き埋葬』(1962年)、『黒猫の怨霊』(1962年)、『侵入者』(1962年)、『X線の眼を持つ男』(1963年)、『忍者と悪女』(1963年)、『赤死病の仮面』(1964年)、『血まみれギャングママ』(1970年)『残酷女刑務所』(1971年)、『レッド・バロン』(1971年)、『デス・レース2000年』(1975年)…
数あるコーマン御大の代表作の中でも、ひときわ光彩を放ち、かつメジャーの世界に大きな爪痕を残した作品が『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』です。
今回上映するオリジナル版の製作が1960年、1982年オフブロードウェイでまさかのミュージカル化、そのミュージカルを1986年映画化して大ヒット、という他に類を見ない運命をたどった稀有な作品。
コーマン御大にすれば、いつも通りの「10セントも損をしない」映画づくり。若手映画人のパッションを最大限活用して、「人の力」で作り上げた映画ですが、奇跡的に内包した独特の雰囲気が、後代のクリエイターたちをいたく刺激した感じが読み取れる映画になっています。
作品中、歯医者を訪れるマゾの患者を嬉々として演じた、当時23歳のジャック・ニコルソンは、コーマン御大の下、低予算映画の現場で過ごした日々を(アカデミー賞を取った後でも)懐かしく語っています。
コーマン御大がアカデミー名誉賞を受賞した2009年のセレモニー。
司会はクエンティン・タランティーノが勤め、プレゼンターは門下生のジョナサン・デミ(『羊たちの沈黙』)が駆けつける!
それは、『B級映画の帝王』であると同時に、ジェームズ・キャメロン、ジョー・ダンテ、ジョン・ミリアス、ピーター・ボグダノヴィッチ、デニス・ホッパー、ピーター・フォンダ、ロバート・デニーロ、マーティン・スコセッシ、フランシス・フォード・コッポラ、ロン・ハワードetc.数多の映画人に仕事の場を与え、アメリカ映画の基礎体力を作り上げてきたコーマン御大に、アカデミーとして最大限の敬意と感謝を表したものでした。
今また、パブリック・ドメインとなった『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』オリジナル版に、新たな息吹を吹き込む「Re:ミュージカル化」のプランが進行中です。
不思議な生命を獲得した、ロジャー・コーマン監督作品『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』
劇作家・脚本家じんのひろあき(『桜の園』脚本・『12人の優しい日本人』企画)の手になる完全新訳版をどうぞお楽しみください。
高円寺シアターバッカス支配人 丸山大悟