御大ロジャー・コーマンに捧ぐ
B級映画の金字塔
『リトル・ショップ
・オブ・ホラーズ』完全新訳版

10月25日(金)〜31日(木)
 13:00〜(26日・27日のみ)
 21:00〜

入場料
予約:1,200円
当日:1,500円

ご予約はこちらから
https://forms.gle/dXD6VzMXYoXrRPmC9

     

リトル・ショップ・オブ・ホラーズ
The Little Shop of Horrors

     

1960年/アメリカ/72分/BW(彩色処理済)
製作・監督:ロジャー・コーマン
出演:ジョナサン・ヘイズ/ジャッキー・ジョセフ/メル・ウェルズ/ジャック・ニコルソン

     

ロジャー・コーマン, パブリックドメイン, via Wikimedia Commons

     
      

『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』上映にあたって

B級映画の帝王、御大・ロジャー・コーマン。
自伝『私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか』(石上三登志/菅野彰子役・早川書房刊)は、いわゆるバッカス文庫の中心に鎮座している名著であり、バイブルです。

今年の5月に御大が亡くなり、世界中の映画人たちのざわめきの中で、ひとり考えたことがあります。
「バッカスはシアターなのだから、何らかの『行動』で追悼するべきだ』と。
戦友であり、スーパーバイザーであり、公認居候である名脚本家・じんのひろあきさんと、以前より画策していた悪だくみを、今こそ実行する時なのではないか?と。

それがつまり、今回の上映です。

1960年製作の映画なのになぜかパブリックドメインとなっている『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』を上映する。それも、オリジナルスクリプトから翻訳を新たにやり直した『完全新訳版』として。

今回、歯科医院でひと暴れするマゾの患者役で出演をしているジャック・ニコルソンは、コーマンの低予算映画で若手時代を過ごした日々を懐かしく語っている、とい言います。
ジェームズ・キャメロン、ジョナサン・デミ、デニス・ホッパー、ピーター・フォンダ、ロバート・デニーロ、マーティン・スコセッシ、フランシス・フォード・コッポラ、ロン・ハワードその他多数の綺羅星のごとくのコーマン門下の、映画に対する貢献は、2009年に御大へのアカデミー名誉賞授賞として結実しています。

ただひたすら、カッコイイ。

御大は、東京の片隅にある、このマイクロシアターの悪だくみを、微笑みながら許してくれるだろうか(マージンをよこせと言われるかも)。

シアターバッカス 支配人 丸山大悟

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