「Sprocket Holes Japan」(通称:スプロケ)とは
映像監督の末吉ノブ、佐藤祐介の二人が中心となって2020年に立ち上げられた、映像表現を考える表現者(俳優やクリエーター総勢270名、2024.9現在)が集まる映像制作オンラインコミュニティ。
定期的な演出や芝居の勉強会や、メンバーによる積極的な自主制作での映像制作を行い、日々様々な短編作品が生み出されている。2020年の結成以来、すでに百数本の作品が生み出されている。
ただ、配給もつかない現実もありなかなか世に出せなかった作品も多い。そこで、配給がつかないなら自分たちでやってしまえ。ということで、Independent Filmに特化した映画のレーベル「Sprocket Holes Japan」が発足。まず第一回配給作品として、これまで制作されてきたスプロケメンバーによる傑作短編集と、今年1月に渋谷ユーロスペースにて劇場公開された代表・末吉ノブ監督の「チャロの囀り」のバージョン違いである-Type Charo-などの長編も本邦初公開!上映作品には国内外様々な映画祭での受賞作品も多数!スプロケメンバーの熱を!そう、人生は撮影だ。
プログラム
10/6(日)13:00〜『短編傑作選1』
10/6(日)15:10〜『短編傑作選2』
10/6(日)17:25〜『短編傑作選3』
10/6(日)20:30〜『More/モア』 完成披露上映
10/7(月)17:00〜『チャロの囀り -Type Charo-』
10/7(月)19:45〜『More/モア』 完成披露上映
10/7(月)21:40〜『スタジオグレア』
10/8(火)16:00〜『監督特集〜浦翔也〜』
10/8(火)18:55〜『監督特集〜佐藤祐介〜』
10/8(火)20:35〜『監督特集〜浦翔也〜』
10/9(水)16:00〜 『短編傑作選3』
10/9(水)19:05〜 『短編傑作選2』
10/9(水)21:20〜 『短編傑作選1』
10/10(木)16:00〜『監督特集〜浦翔也〜』
10/10(木)18:30〜『チャロの囀り -Type Charo-』
10/10(木)21:10〜『短編傑作選 〜アンコール〜』
入場料:
各プログラム 予約 ¥1,300- 当日 ¥1,500-
ご予約はこちらから
https://sprocket1.peatix.com
作品紹介
『短編傑作選1』
『できたのできたの』小嶋貴之/30分
『結末』小嶋貴之/23分
『Ship』佐藤祐介/16分
『コンプレックス』神崎まどか/5分
『できたのできたの』
アメリカ「シリコンビーチフィルムフェスティバル」最優秀外国語短編映画賞
アメリカ「エリー国際映画祭」観客賞
イタリア「ナイトオブコメディショート」俳優賞
トルコ「アナトリア国際映画祭」最優秀コメディ短編映画賞
『コンプレックス』
「2024芦屋国際芸術映画祭」 誰もがカメラを持つ時代だ部門ノミネート
『短編傑作選2』
『宛先不明』浦翔也/35分
『お幸せに』山口正弘/5分
『東京ブラッディベリージュースインシデント』大倉寛之/23分
『あのこのよ』小嶋貴之/15分
『東京ブラッディベリージュースインシデント』
「ちば外房映画祭2023」準グランプリ受賞
「第7回西湘映画祭」ベストアクトレス賞
『短編傑作選3』
『さんさんと』浦翔也/20分
『Hue』浦翔也/35分
『カタチ』浦翔也/35分
『屋上景画』佐藤祐介/40分
完成披露特別上映
『More/モア』
出演:
卯ノ原圭吾/米村真理/小幡貴史/古川聖奈/窪田翔/泉水美和子
撮影監督:末吉ノブ 撮影助手:杉山航洋 / 齋藤工
録音:寺内丈 / 佐藤祐介
スタイリスト:柴﨑亜耶 ヘアメイク:香理
音楽:kesizumi
車両:宮本聖矢 制作応援:鴨谷海周
カラリスト / 編集:佐藤祐介 MA:井筒康仁
原案:末吉ノブ 脚本:阿久津京介
監督:末吉ノブ
プロデューサー:末吉ノブ
制作:THE DARKMAN TOKYO
制作協力/宣伝/配給:Sprocket Holes Japan
70分 2024年 日本
西野カナやLiSAなど錚々たるアーティストのMVを手がけてきた末吉ノブ監督による劇場公開長編第二作目。前作のデビュー作「チャロの囀り」が今年の頭にユーロスペースを皮切りに単館系で全国公開され、多くの反響をえたばかり。そして早くも末吉ノブ監督の二作目が公開!
2020年のコロナ禍により仕事としての映像表現ができなくなった時に、インディペンデントにこだわり自分で作品を残そうと思い映画制作を始め、数々の短編を制作。同時に、「Sprocket Holes Japan」という俳優や監督の勉強会や自主制作のコミュニティも運営しながら映画制作へ邁進。
「商業もインディーズもこだわらない」姿勢で独自で配給レーベル「Sprocket Holes Japan」も立ち上げる。
今作は記念すべき「Sprocket Holes Japan」配給第一作目。
「人」を描き続けてきた作風、俳優ととことん向き合った演出、さらに監督自らが撮影する徹底した映像美など見どころ満載。
STORY
ウエディングドレスの女を乗せた車が走る。
運転するのは康太と、ドレス姿のゆき。
二人は幼馴染。ドレス姿のゆきとは対照的に見すぼらしい服装の康太。
過去と現在を交差させながら進んでいく色々な「後悔」のストーリー。
今冬、劇場公開予定。
それに先駆け、高円寺シアターバッカスにて2回のみの完成披露特別上映を開催!
入場料:
各プログラム 予約 ¥1,300- 当日 ¥1,500-
ご予約はこちらから
https://sprocket1.peatix.com
『チャロの囀り -Type Charo-』
「それでも 世界は美しいー」
北九州の抒情的な風景のなか展開する現代の寓話。
格差や偏見、差別に溢れた世界を生きる二人の出会い。やがてお互いに想いを寄せ合い、
世界はそれを一度は受け入れてくれたはずだった…。チャロの過去の影が見え隠れするまでは…。無関心からくる偏見、スクールカーストや貧富の格差、職業差別などに溢れた世界で、人を想い、人に寄り添おうとする二人の世界を描いた人間ドラマ。
主演は、卯ノ原圭吾と東宮綾音。卯ノ原圭吾は数々のドラマに出演し着実に実績を積みながら、22年23年と立て続けにメインでの出演作が公開。
「3653の旅」野本梢監督、「HAKUSHI PROJECT」(「You」野本梢監督 「再演」土屋哲彦監督「いろとりどりの」加藤大志監督) 、
「ボクらのホームパーティ」川野邊修一監督と言った話題の作品が立て続けに公開され、毎月スクリーンに登場する俳優に。
今作では、事故で脳に障害を持ち、独自の言語を話すという難しい役に挑戦。どこか可愛げがあって子供っぽさを残すチャロを見事に演じ切っている。
なお、今作の演技が認められ、海外の複数の映画祭では主演男優賞にも輝いている。
東宮綾音は、監督たってのオファーで出演が決定。本格的に俳優を始めてまだ浅いにもかかわらず、今年に入って数々のドラマに出演している若手実力派俳優。
理想と現実の狭間で揺れるさなかにチャロと出会い、戸惑いながらもチャロのひたむきな姿に引かれていく美華を新鮮に演じている。
数々のMV(LiSA、西野カナ、PENGUIN RESEARCHなど)や音楽映像、CMなどを手がけてきた末吉ノブ監督による劇場公開長編デビュー作。2020年のコロナ禍により仕事としての映像表現ができなくなった時に、自分で作品を残そう。と思い映画制作を始める。処女作であるオンライン公開作品「スタジオ グレア」が2021年に公開。その後すぐに本作に取り掛かる。
監督が観て育ってきた80年代90年代の洋画へのオマージュをふんだんに盛り込み、監督自身が普段から信念にしているという、「人を想う」ことをテーマに執筆開始。監督の完全個人でのインディーズ制作で2022年2月に撮影。
完成後、国内外の映画祭に出品。主にインドやアメリカ、イタリアの映画祭で様々な賞を受賞(20カ所48部門受賞)。とりわけ、イタリアで1940年代から続く歴史ある映画祭のサレルノ国際映画祭の長編コンペティション部門に選出されるという快挙も。
STORY
夜は牛乳配達、昼は大学の清掃員で働くチャロ(卯ノ原圭吾)。5年前の事故で記憶と言葉を無くし、今は浮浪者のたつお(米元信太郎)とともに平和に静かに生きている。
山の手の住宅地にある大学へ通う美華(東宮綾音)。富裕層の友達に囲まれ、キラキラな大学生活を送っているように見えるが、実は学校の友達には内緒の実生活が。夜は借金のためスナックでバイトし、姉のようにしたう童話作家のエル(芽衣子)の家に入り浸る生活。普段から、大学の友達の価値観と自分の価値観の差に戸惑う美華をエルは「住む世界が違う」と諭す。
ある深夜、スナックの閉店後に帰路に着く美華の元へ闇金が返済に迫ってくる。その一部始終を、牛乳配達のチャロが目撃する。二人が出会う。
言葉も通じないチャロと美華。チャロの一生懸命何かを伝えようとする姿に好感を持っていく美華。
そして、ある事件をきっかけに二人は急接近する。チャロと美華の平和な時間が流れるかに見えたのも束の間、ある人物の登場で、エル、たつお、学校の友達をも巻き込んで話は一気に展開していく…。
今回は新たにエンディングを再編集した「Type Charo」を上映!
それまでの美華目線のエンディングではなく、チャロ目線のエンディングになります。
さらに、英語字幕をつけることで「チャロ語」への理解も増え、オリジナルバージョンとはまた違った作品に!
『チャロの囀り』
「日本映像グランプリ2023」優秀作品賞”どん底”賞
「沖縄NICE映画祭2023」俳優賞
イタリア「サレルノ国際映画祭」コンペティション選出
アメリカ「シカゴ国際インディー映画祭」作品賞
アメリカ「ロサンゼルスアジアン映画祭」 作品賞ノミネート
インド「インダスバレー映画祭」主演男優賞 他
『スタジオグレア』
『監督特集〜浦翔也〜』
『Hue』浦翔也/35分
『さんさんと』浦翔也/20分
『カタチ』浦翔也/35分
『宛先不明』浦翔也/35分
『監督特集~佐藤祐介~』
『屋上景画』佐藤祐介/40分
『Ship』佐藤祐介/16分
『屋上景画』
屋上を舞台にした、すこし不思議な短編オムニバス作品集。
ときに可笑しく、ときに悲しい物語がユーモラスに展開していく。
第1話「UFOを呼ぶ男」
第2話「君が世界を壊したいなら」
第3話「SIDESTREAM SMOKE」
第4話「泣きたい夜に」 (全4話)
【第一話 UFOを呼ぶ男】
出演:島林瑞樹/小川ガオ
脚本:小野ヨイコ/撮影:佐藤祐介/撮影補助:白戸宏和/録音:小林周平
【第二話 君が世界を壊したいなら】
出演:宮本聖矢/芽衣子/木村直樹/伊東祐輔/卯ノ原圭吾
脚本:高村狐堂/撮影:末吉ノブ ・ 飯野慎也/撮影補助:小林周平・進藤きい/録音:中堂大嘉
【第三話 SIDESTREAM SMOKE】
出演:阿久津京介/小幡貴史
脚本:ササキタツオ/撮影:末吉ノブ/撮影補助:齋藤工
【第四話 泣きたい夜に】
出演:るな/松本響
脚本:進藤きい/撮影:飯野慎也・鶏冠井健人/撮影補助:白戸宏和/録音:中堂大嘉
編集・監督:佐藤祐介
企画:ササキタツオ
『Ship』
出演:
神崎まどか/阿久津京介
撮影:杉山航洋/照明:Jun/録音:寺内丈/脚本・編集・監督:佐藤祐介
製作:Sprocket Holes Japan
STORY
会社員の君島は大学時代の友人である木田の誘いで、木田の自宅で久しぶりに飲むことになった。
住所を頼りに木田の自宅へ赴くとそこは高級そうなマンションであった。
木田の住まいに戸惑いつつも、久々の再会で話に花を咲かせる二人。
ふと君島が「なぜこのような良い暮らしができるのか」を聞くと、木田が宝くじに当選していたことが分かる。
驚く君島に対してあまり浮かない表情の木田。
実は宝くじの当選をきっかけに木田の人生は狂い始めていた…。
入場料:
各プログラム 予約 ¥1,300- 当日 ¥1,500-
ご予約はこちらから
https://sprocket1.peatix.com